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こっそりひっそり
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閻魔視点で鬼閻の、小説というか短い文章です。うp主は文才ないぜ。センスもない。
まず語彙が少ないんだよな…もっと本読まないとだめだ。鳥肌の立つ表現をする人っていますよね。
自分もああなりたいもんだ。まっすぐに言葉を届けられる人になりたい。

他所様の書いた文章見たらなんか感化されたのか、閻魔視点になってしまった。
でもこういう閻魔がうp主はすんんげえええええええ好きなんです。もうオッサンじゃなく乙男だ…


続きにあります。てか吃驚するぐらい短かった…なんだこれ。ポエムじゃねーか。




---広い背中





背中を向けられていると、なんとはなし拒絶の意思を向けられているみたいで、声を掛けるのを躊躇う。


「おーにーおー、くん?」
それでも恐る恐る呼んでみる。あからさまな溜息が聞こえて、今日は特別虫の居所が悪いのかもなと肩を竦めた。

「なんですか」

ああ、機嫌悪そうな声だ。呼んでみただけー、なんて言ったら確実に刺される。ガッスリと額の辺りを。
ゆっくりと振り返って、鬼男君は顔をしかめた。…顔も見たくないなんて思ってる? 一応オレ、上司なのに。

そんなことを考えて口ごもっていると、鬼男君は眉間を押さえて一瞬呻いた。
「…すみません。すぐおさまりますから。急ぎの用でなければ、後にしていただけませんか」

少し、頭痛がするんです。

そう言って鬼男君はまたオレに背を向けた。

そうか。
あんまり、苦しいよ、辛いよって顔は見せたくなかったんだね。

いつもはしゃんと伸びている背中が、今日は少し丸まって、痛みを堪えている。
急にとても愛しくなって、その猫背を抱きしめた。



早く痛みが引きますように。


そんで、いつもみたくオレをかまってよ。


 

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