[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
閻魔視点で鬼閻の、小説というか短い文章です。うp主は文才ないぜ。センスもない。
まず語彙が少ないんだよな…もっと本読まないとだめだ。鳥肌の立つ表現をする人っていますよね。
自分もああなりたいもんだ。まっすぐに言葉を届けられる人になりたい。
他所様の書いた文章見たらなんか感化されたのか、閻魔視点になってしまった。
でもこういう閻魔がうp主はすんんげえええええええ好きなんです。もうオッサンじゃなく乙男だ…
続きにあります。てか吃驚するぐらい短かった…なんだこれ。ポエムじゃねーか。
---広い背中
背中を向けられていると、なんとはなし拒絶の意思を向けられているみたいで、声を掛けるのを躊躇う。
「おーにーおー、くん?」
それでも恐る恐る呼んでみる。あからさまな溜息が聞こえて、今日は特別虫の居所が悪いのかもなと肩を竦めた。
「なんですか」
ああ、機嫌悪そうな声だ。呼んでみただけー、なんて言ったら確実に刺される。ガッスリと額の辺りを。
ゆっくりと振り返って、鬼男君は顔をしかめた。…顔も見たくないなんて思ってる? 一応オレ、上司なのに。
そんなことを考えて口ごもっていると、鬼男君は眉間を押さえて一瞬呻いた。
「…すみません。すぐおさまりますから。急ぎの用でなければ、後にしていただけませんか」
少し、頭痛がするんです。
そう言って鬼男君はまたオレに背を向けた。
そうか。
あんまり、苦しいよ、辛いよって顔は見せたくなかったんだね。
いつもはしゃんと伸びている背中が、今日は少し丸まって、痛みを堪えている。
急にとても愛しくなって、その猫背を抱きしめた。
早く痛みが引きますように。
そんで、いつもみたくオレをかまってよ。