非実在青少年規制改め、「非​実在犯罪規制」について

ブログでもっと早く取り上げるべきでした。遅くなってしまって申し訳ないです、本当にギリギリです。
当方はツイッターでのＲＴ・情報収集を行って、本日メール送信を開始しています。

また今日19時より（もうすぐですね）この問題を扱ったニコ生もあります。
21時までありますので、お時間ある方はぜひ。
（19:02現在13000人超過です。まだ放送が始まらないので、ちょっと重たいようです）

まとめサイト

それから、前回非実在青少年規制の時も公開しましたが、今回も追記に格納します。
当方の送ったメールの内容です。
出来る限り頑張りましたが、表現が稚拙な部分は生暖かく見守ってやってくださいorz

当事者である未成年者の意見も必要だと思います。
学生さんにとっての試験期間にかかっている（方もいる）ことは百も承知なのですが、情報を回す・メールを送るなど、できることをやってくださるととても嬉しいです。

なにか参考になればとも思います（ただ、まるっとコピペで送信はおやめくださいね）
どうぞよろしくお願いします。


 

『東京都青少年の健全な育成に関する条例の一部を改正する条例』についての要望＿＜名前＞

 

拝啓

＜議員さんのお名前＞様には師走の候、ますますご活躍のこととお喜び申し上げます。
私は＜本名＞と申します。＜県名＞で接客販売業をしております。

突然のメールをお許し下さい。

 

この度は第156号議案『東京都青少年の健全な育成に関する条例の一部を改正する条例』に関しまして、
どうしてもお伝えしたいことがあり今回このようなメールを送らせていただきました。

 

私はこの条例改正に反対します。
理由は、憲法第19条・21条・94条に反しているからです。

（思想及び良心の自由／集会・結社・表現の自由、検閲の禁止、通信の秘密／法律の範囲内で条例を制定することができる：この３つです）

この改正案にある文言は、非常にあやういものです。
対象とされる年齢が18歳未満となり、刑法に触れる性行為・近親間の性行為、また、暴力行為も含まれているそうですが、それらを「不当に賛美する」とされる内容を「どう区切る」のでしょうか。

物語・表現のテンプレートを用意し、それ以外は全て規制するのでしょうか。
「拡大解釈」ということも出来ますから、「テンプレートに沿っているので大丈夫」と表現したものがのちのち罪になる可能性も大いにあります。

判断基準が明確でないものを、一区切りに規制できるという条例は違憲であり、明らかに表現の自由の侵害になると思います。
また、「テンプレート」どおりの表現だけを集め、見せられた子供たちの想像力・創造力・情緒的な部分は果たして育つのでしょうか？

 

私は、創作活動を通じて、中高生の考え方や悩みを少なからず聞かせていただいている立場におります。
改正案による規制がなくとも、皆それぞれに大人に負けない考え・判断力をもっているとつねづね感じております。

子供たちを真っ直ぐに育てるということは、キュウリを狭い枠に入れて窮屈に育てるのとはまた違います。

窮屈な規制のオリにまとめて閉じ込めて、押し合いへし合いで歪んでしまったとき。
そのときはさらに窮屈なオリを用意する、という風に思えて、それはとても怖いことだと感じます。

この改正案が前提としている「青少年の性に関する健全な判断能力の形成を阻害し、青少年の健全な成長を阻害するおそれがあるものに関して規制を行う」という強力効果論(～を見ると犯罪を犯すという主張)は科学的に否定されています。
（http://www.ringolab.com/note/daiya/2009/06/post-1015.html　こちらの内容を参考にしています）

周りにいる大人たちが、それぞれの個性や考えを尊重し、好きなもの嫌いなものも受け入れ、それを見守り、間違ったときは正す、しかることが必要だと思います。

「子供たちを守る」ことを前面に出すのでしたら、もっと血の通った条例を出して頂きたいです。

 

そして、日本独自の文化、産業であり、資源のない国で世界に通用するものを、むざむざ捨てるようなことはさせないでください。

 

上記の理由から、この改正案を成立させないようにお願いしたいと思います。

この改正案に賛成する方々に対しては、憲法、自由権といったものを無視していると判断し、
誠に残念ですが、今後不支持という立場をとらせていただきます。

以上になります。甚だ勝手ではありますがよろしくお取り計らいのほどをお願い申し上げます。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。

敬具

 

＜住所・氏名＞